校長あいさつ

ようこそ醍醐小学校へ

 醍醐小学校は,明治7年善竹坊住職宅に慈恩寺学校として開設されました。学校の北側には,開基以来千二百有余年の歴史を持つ本山慈恩寺があり,平成26年度に国史跡の指定を受けました。慈恩寺には,重要文化財としての本堂や平安・鎌倉時代の仏像群,5月5日の一切経会に奉奏される国指定重要無形民俗文化財「慈恩寺舞楽」などがあります。

 また,農耕庶民文化として継承されてきた県指定無形民俗文化財「日和田弥重郎花笠田植踊」等の文化もあり,子どもたちへの伝承活動も行なわれています。

 文化と学問の風薫る地域で,いま子どもたちは「醍醐学」に取り組んでいます。慈恩寺をはじめ,地域の自然や文化を調べ,学び,発信するまでを6年間の大きな流れで行う取り組みです。その集大成として,6年生は慈恩寺に出向き,「子どもガイド」をします。観光客の方に,慈恩寺の歴史や文化について説明し,質問に答えながら,表現力とコミュニケーション能力を高めています。

 学校で学び,地域で学び,時には観光客のみなさんにも育てていただきながら,日本へ世界へ羽ばたく人材の育成をめざしている醍醐小学校を今後ともよろしくお願いいたします。